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忌まわしい木曜日が終わった。
皿を洗いながら授業アンケートにどんなことを書いたら一番ダメージが大きいかを考えていた。
今日の摂取カロリー
朝食300kcal
昼食250kcal
夕食250kcal
今日の消費カロリー
基礎代謝量:1428kcal
プラスウォーキング 127kcal
童貞とキスをした。やっぱり口は誰でも同じだ。好きな人でも好きじゃない人でもキスは一緒だ。他の人の口は必ず自分のより冷たくて気持ち悪い。
今日は寒い中歩いて帰らなくてはならなかったので、実際より長く歩いていたように感じる。今日は約束どおり全く自転車やエレベーターを使わなかった。
日曜は一旦家に帰って体重を測る。脱60代できていなかったらさらに厳しいダイエットスケジュールにしなくてはならない。
今のところきっかり800kcal以内におさめているのが嬉しい。
食べる量をぐっと減らしたからか、昨日はとてもよく寝れた。初めてリテイナーをつけて寝るから、ちゃんと寝れるか心配だったが子羊のように安らかに眠れた。
明日は朝にパスポート申請、そして洗濯をしに行く。
父親と晩御飯を食べるから800kcalの約束は守れそうにないが、まあ仕方ない。
またジーンズをかっこよく履けるようになりたい。
私にとってスタイル良くあることは死活問題だ。
現在のダイエットプログラムは56kgぐらいになるまでとりあえず続けるが、その後も大体のカロリー計算を続け羽目を外しすぎないようにするべきだ。
二十になったら食欲が落ちるというが、50キロ代前半まで落とせたら多分レイの衣装が着れる。それが入るようになったら、他のコスチュームにも手を出してみたい。まずはレースクイーンの衣装だ。
私がここまで太ったことに気がつかなかったのは、多分骨格が大きいからだと思う。肩幅も広いし、骨盤も広い。脂肪がカバーする面積が単純に大きく、脂肪がそれほど目立たないのだ。骨盤の狭い人は多分太ってきたら簡単にわかるんだろうと思う。
私は女であることにメリットを感じることはたまにあるが、コスプレができることはその中でも結構大きな理由だと思う。
女装がよく決まるというわけだ。
私は普段の服は女装だとは思わないが、コスプレは女装感覚だ。
なぜならコスプレは全く実用的でないからだ。
それを魅力的にするのはその背徳感であり、自己賞賛であり、性的興奮だ。
コミケなどの野外で露出の多いコスプレをするのは、もはや性的プレイの一環だと思う。
まともな精神状態だったらやろうと思うわけがない。
見知らぬ男に写真を撮られ、写りがいいかどうかすら確認できない。
知り合いにみられれば一発でアウトだ。
自分一人でも興奮できるはずなのに、それに加えてその醜態を世間に晒さなければならないのか。おまけに外は寒かったり暑かったりする。
デメリットばかりである。(コスプレイヤーとして生計を立てているのなら別だが)
唯一の考えうるメリットは、やはり性的興奮である。いくら似合っているからと言って、誰かが直接お金をくれる訳ではない。みられることそのものが、コスプレイヤーにとっての快感でありやりがいなのだろう。
その論理はわかるが、私はそれを共有できない。
アスカラングレーのレースクイーン衣装を着てみたい。
それか火野レイ。
私は顔は致命的には悪くないが、規格外であることは間違いない。
バランスは整っているが、自分で点数をつけるとしたら
目:50点
口:80点
鼻:70点
頬骨が出ているが肌は綺麗なので相殺することにしよう。
総合300点中200点。そんなによくない。
でも私はこの顔が好きだ。
時々嫌いになることもあるが、好きなことがほとんどだ。
なぜなら自分の顔だからだ。
そして私は顔より体を重視する。
私は自分の顔というより体が好きだ。
制服を着なくなってから、私のボディイメージは格段によくなった。
たくさんの人に褒められた。
この体がなかったら、この顔を好きになることは不可能だったろう。
今は太っているが痩せたらこれよりずっとよくなる。
どれほど美しい体になるのか、楽しみだ。