ソドムの女

この話は私の大学の先生や男子学生とのセックスの記録だ。
まずs先生を紹介しておこう。
s先生:34歳、新人先生。身長が低く少し太めだが顔がいいのとお坊ちゃん風情で補っている。お坊ちゃん風情が抜けないがこれでも二児の父だ。最近は仕事が忙しいのかさらに太り気味だ。

私は彼が私の大学で初めてもった授業を受けた。彼は私のような優秀な学生がいたことに驚いたようだった。
「〇〇さんみたいにできる人はほとんどいない」と言われた。
s先生は決して頭がいいわけではない。たまたま運が良くてエリート街道をこれただけだ。彼は苦労してない経歴だけのお坊ちゃんだと他の教授たちも彼がいない時に言っていた。s先生は学生時代遊び呆けていたそうだ。私は大学で勉強をしっかりやっているので、「僕が学部生だった時よりできる」と言われた。
s先生は温室育ちのお坊ちゃんだ。彼自体にはなんの価値もない、強いて言えば彼が大学の先生であり、数年の知り合いであり、大学教員の中で数少ない適齢期の男であること。見た目が好みなこと。私は性欲が強くなるといつも彼を思い出した。私はそれを苦々しく思った。あんな奴、私と同じ学年だったら絶対関わりたくないはずなのに…不勉強な輩は一番嫌いだ。
しかし私は彼が私のことを気にかけてくれていつも贔屓してくれたので、私は彼の好意を嬉しく思わずにはいられなかった。私はそんな特別扱いなんて受けたことがなかった。
人間は自分にないものを求める。私があいつのことを思い浮かべるのも、性欲だ。彼のことを尊敬はしていないが欲情はする。
あいつは面談のとき私の胸をいっつも見ている。私は彼の求めているものをよく知っているのでいつもピッチピチの体の線がわかるシャツを着て行ってやる。
私は座っている彼に歩み寄り、彼の膝に座り、混乱した表情を浮かべた彼の頭を掴んで顔を私の胸に押し当てる。
「…先生気持ちいいですか?」
彼は私の顔を見上げた。私はすかさず彼の手を掴んでぐいっと私の胸にブラジャーごしに押し当てる。
そいつの手を私の露わになった鎖骨から下の素肌にすべらせる。私の熱い体温と心拍を感じさせる。
シャツ越しに彼の体を撫でまわしながら彼の耳に唇を当てながら囁く。
「先生私に全然触れてくれないんだもん」
彼は私のことを指一本も触れてくれなかった。知り合ってから三年間…私はその間に自分の若さが爛熟していくような気がした。
彼は手探りで私の胸を弄る。豚足みたいな手。私の大きくてまるい乳房を彼はもみ始める。
私は唇を彼の頰にすべらせ小さなキスをする。脂ぎった彼の肌。私のスベスベな肌とは大違いだ。
自然と私たちは唇を重ね合わせる。舌が絡み合う。私の熱い舌が彼の舌とぶつかり合い融合していく。
私は舌が熱いのが今までの彼氏によく喜ばれてきた。男の舌は大抵私の舌より温度が低く私の口の中で生ぬるい感触を残す。
口を離し見つめあい彼はこういう:「…卒業まで待ってくれたの?」
私は彼の肩をシャツ越しに撫でる。私は笑みを浮かべて子供のように頷いた。
彼は私を抱きよせてくれた。
「〇〇さんって本当、真面目で、すばらしい学生だよ」
「先生もわたしの体ずっと見てたでしょ」
先生は私のシャツ越しに私の背中を指で探索した。
「…見てた」彼は坊ちゃんらしく笑った。
「それならそう言ってくれればよかったのに」
「言葉じゃ表せないから何も言わないでおこうと思ってたけど」
「〇〇さんは本当に魅力的で、明るくて、熱心で、僕はいつも君に励まされていたんだよ」
「僕なんかよりよっぽどできるし、君が僕の学生なのが変な感じしたな」
二人で笑った。
私たちはもう一度抱き合った。先生は私の背中を赤子をあやすようにトントンしてくれた。
「〇〇さんは絶対僕よりいい学者になれるし、君のことを愛する人はいくらだっているはずだ。これからも研究者として頼むよ」
「僕は妻子もいるからダメだけど、いつだって僕は応援してるから」
「カッコつけないでくださいよ」