拡大するデストルドー

私は常に野心、傲慢と自殺願望と絶望の間に揺れ動いている。

自殺願望と絶望にいつも負けそうになってる。

 私のいかなる前向きな考えもこのデストルドーに邪魔されて、砂の城のようにけちらされてしまう。

これにはもう慣れた方がいいのかもしれない。

なぜなら、砂の城といっても、結局この希死観念が過ぎ去ればまたどこからともなく元の希望や目標、野心が浮かび上がってくるからだ。

野心においてもデストルドーにおいても新しいものは基本的にない。もちろん、目標自体も死ぬ理由自体も毎回違うかもしれない。

でも両方とも再発性であることはたしかだ。

希望がなくなって消えたわけでもなく、絶望がなくなって消えたわけでもなく。

どっちも受け入れて生きていかなくてはならないのかもしれない。

大丈夫。デストルドーが押し寄せてきても、必ず波は引き、海へ戻っていく。

私たちは印象によって、その場の経験にビビり過ぎているのかもしれない。

あまりにも現実はリアルだから。