choose life

最近母親の死がそこまで悲しくなくなってきた。
怒りもそれほど感じない。まだ腹が立つことはいっぱいあるんだけど。
やっぱり振り返ってみると私か母親か、片方しか生き残れなかったんだと思う。
食うか食われるか。
母親が生きていたら私の人生を今より何倍も不幸で苦痛に満ちたものにしていただろうし、
私が死んでいたら母親も後を追ってた可能性があるし。
結局私が死ぬか、母親と私が死ぬか、母親だけが死ぬかの3通りしかありえなかった。
この中で見れば母親だけが死んだのは最良の事態だったのかもしれない。

今こうして私は生きていて、父親も着信拒否にしたし、もう一人で自由気ままに暮らしていける。

二千万で投資をAIにさせて、いい仕事にも就けるしこのまま生きていける。

海沿いにすむことだって今後可能だ。

婆さんが手に負えなくなったら茨城に預けちゃえばいいし。

拒人症だな、私は。

どんどん人を切り捨ててる。

今後も一人で生きていくのかな。

猫でも飼って一人で寂しく生活するのもいいかもしれない。

実際私は人生のほとんどは特別いい友達もおらず、彼氏もおらず、ただ学校に通うために生きてきたわけだしさ。

仕事をするためだけに生きていくのは可能だと思う。

それがいいことかは別として。

私が人と付き合いたくなるのは、自分からちょっと逃避するためなんだ。

ある程度まで近づいてしまえば自分から逃避することが不可能になる。

だから振っちゃう。役目を果たさないから。

それでまた新しい人って探してまた繰り返す。

私にとって男というのは自分からの逃避と、性欲発散ぐらいの目的しかない。

いなくたって構わない。

自分からの逃避っていうのは、自分を魅力的だと思ってくれる人が欲しいということ。

その人の目の中に存在する素敵な人でありたい。

たとえほんのちょっとの間でも。

具体的な将来を考えよう。

フィリップモリスに就職したらやっぱり八丁堀に住んでたほうがいいね。

住宅手当は出ないだろう。

でもまあ毎日定時に上がれるし、英語使えるんだったらいいんじゃないの。

NHKの本社勤務でもそうだろう。

ただNHKは各地に飛ばされる可能性がある。

海に面してる県ならどこでもいい。

九州四国山陰山陽、東北地方だと全県海に面してるんだね。

関東圏の群馬とか栃木とかに飛ばされるよりかはこっちの方がいい。

しかも多分その県でも比較的都会の方にまわされるでしょ。

私は国際部に配属されるかもしれないから日本にいないかもしれないけど。

JFEに就職したら。鶴見に移り住もうかな。

KMC横浜マリーナで小型船の免許も取れる。

週末はボートに乗って隅田川に。

鶴見線で夜景が毎日見れるみたい。

第三新東京みたいな街並み。

これはちょっといいかも。

京浜工業地帯に住みたい。働きたい。

賃貸物件を見てるだけでドキドキしちゃう。

素敵なマンションに住んで、お花を毎日お花屋さんで買ってきて。

土日は宿題もへったくれもないからお菓子作りしたい!

オーブン買ってさ。

ピンクハウスじゃなくていいけど菱沼さんみたいな服を買って土日は外で橋から海を見下ろしながら夕暮れにアイスを食べたい。

ちゃんとした冷蔵庫を買ってさ。冷凍庫の別についてるやつ。

ものでいっぱいにしなくていいから毎日冷たい水が飲めるようになりたい。

水を買ってきて冷蔵庫に入れればいいのか。

猫でももらってきて、子猫のうちから面倒みたい。

帰ってきたら出迎えてくれて。

猫がいいなあ。何と言っても。

ケージに入れる動物は嫌だな。

自由に動き回れて遊べる猫がいい。

カーテンとかバリバリにされるかもしれないけど。

まあペット飼わなくたっていい。

一人でいろんなところに遊びに行こう。

一人でぼーっとしてよう。

美味しいご飯を毎日食べに行こう。フランス料理とか。

そうじゃなくても、毎日ヘルシーな食事を出前でも自炊でも取るようにしよう。

そしてヨガのクラスとかにでも行こう。

ジムのメンバーになって、暇な時間はワークアウトしよう。

プールに毎日でも行こう。

エステにも行ってみよう。

人生は明るい。

サービス代は安い。

一人でもめちゃくちゃ人生は楽しい。

漫画をいっぱい買おう。買っては売ろう。

授業ない日は素敵なレストランにお食事に行こう。

おめかしして。

すぐやるのはハードル高いかもしれないからとりあえず今度やよい軒いこう。

銀座の。

明日だっていい。

なんか解放された気分。

全てがよくなる気がするよ。

私は一人でもいい。一人でいる運命なのかも。

でもたまに遊んだり話せる友達がいたらいいっていうぐらい。

私に必要なものはもう全て揃ってて、何も心配する必要はない。

なんでもできる。

何も心配する必要ない。

未来は明るい。