命の価値

動物病院で待ってる間ハムスター 看取る とかで検索してたら、なんか悲しくなってきて涙が出てきてしまった。
そしてすごく悪いタイミングで自分の番が来て、ハムスターの目薬さしながら自分もなんか泣いちゃって、獣医さんは困惑したと思う。
帰り道も涙が止まらなかった。
自分が買って来たハムスターでもないのに、飼い主だった母親が死んだから私が面倒見てるだけ。
本当はペットなんて欲しくなかった。死んじゃう時がいやだから。
でも毎日餌をやってさ、顔を合わせてさ、一緒に遊んでたらいやでも愛着がわくよね。
現に私にとって唯一の同居人だし。
今はもう2歳で人間に換算すると74ぐらいのおじいちゃんなんだけど、そのことを考慮すれば結構元気な方かもしれない。
昨日はあまり元気なさそうで不安だったけど。
なんだろうね、
小さい虫とかは平気で殺すのになんでハムスターはこんなに大事なの?
自分の命を大切にできないのに、なんでチョロくんはこんなに大切なの?

日本では今日も三千人ほどの人が死んでいく。

私にとって大切な人だったかもしれない人たち。

でも自分の知らない人なんか死んでもどうでもいいって、普通思ってるよね。
これが人類の想像力の限界なのかな。
これが人類の悲劇的な欠陥。
想像力が働かないから、ホロコーストは起きたし、
今でも人々が搾取されて、苦しんで死んでいく。
仕方のないことなのかな。
命の価値ってなんなんだろうね。