妬みを克服する

私はあるネット記事を読んでいて、それは理系で国立大学に入り、修士をコンプリートさせた女性によって書かれたものだった。

私はそれがわかると妬みの感情に苦しめられた。

でもなぜこの妬みの感情は起こったのか。

まず男性だったら、この妬みは起こらないと思う。

なぜなら私は男性と女性は根本的に違うし、男性の方が優れていると信じているから。

男性なら仕方ない、男性は優れているから、と私は信じている。そもそも競争相手ではない。

一方で私は女性の書いたものはなるべく読みたくない。

私は女性が基本的に嫌いで、女性が、特に若い女性が活躍していると腹がたつ。これは私が彼らを競争相手として見ていて、なお私が彼らに劣ると信じているからだ。

しかし私は比較と競争をそもそも履き違えているかもしれない。

妬みというのは人と人とを比較したときに起こるもので、まるで人生がポイント制で決まるゲームであるかのようにその違いを数えていくものだ。そして比較は軽蔑されるべきだ。人生というのはそういうものではない。

 

No one has it all

 

どんな立場、境遇の人でも「与えられたもの+与えられなかったもの」の両面で生きているということ。つまり、光と闇のどちらにフォーカスを合わせるかで「人生の景色」は180度変わります。
劣等感は「ネガティブな側面ばかり」を見た結果の産物。劣等感の強い人は「全ての物事には光と闇がある」という絶対法則を理解し、フォーカスを改めるべきです。

とサイトに書いてあった。

そこで私の光の面を見てみる。

1. まず、肌が黒くない。

これは本当によかったと思う。東アジア人であって南アジア人じゃなくて、東南アジア人じゃなくて、よかった。これだけでもう人生における機会が全然違う。

2. 自分の顔が好きになれる顔

いや、自分の顔なら絶対に好きになれるものなのかもしれないけど、かなりひどい顔だってある。私の顔はひどいとは思わない。自分の内面がよく現れていていい顔だ。そう思わない人もいるだろうけど、それはそれほど重要じゃない。自信を持てる顔だってことが何よりも大事なんだ。

3. 私を愛してくれる、元気付けようとしてくれる、何らかの形で役に立ちたいと思ってくれてる父親がいる。他の家族と暮らしてはいるが、でも精一杯時間を見つけて私と会ってくれる。大学卒業するまでは養育費を払ってくれる。今まで払ってくれていた。離婚した父親がこんなことしてくれるのはあまりない。妹の面倒を見る必要もない。

4. 優しい祖母がいる。無駄話は多いが、お風呂にも連れて行ってくれようとするし、いつでも迎え入れてくれる。まだ決定的にボケてはいないし、自立して生活している。

5. 都心にタダで泊まれる。

多分祖母が亡くなったとしても叔父や叔母が私を追い出すようなことはさすがにないだろうし、リフォームをすれば綺麗になるだろう。

6. 父方の祖母がお年玉をくれる。

7. 身長がこれ以上低くない

正直164とか168、170以上あってもいいとは思うが、少なくとも日本では小さいと思われない身長でよかった。外国ではちょっと低身長気味だが、まあ自分としては不満は今のところない。

 8. 遺産が手に入る

母親が借金まみれじゃなくてよかった。ちゃんとまとまった金が私の手元に入る。これでずっと生活できる訳ではないけど、まあ少なくとも大学在学中はバイトはしなくても全く支障はないし、みんなみたいにカツカツで生活する必要はない。おまけに私はもうすぐ20だから、どんな風にこの金を使っても全く文句をいう人はいない。多分この先会う20代の男性よりも貯金はあると思う。私は全く働いてないのに、1800万は手に入る。株はまた一から買い直さなければならないが。

9. 英語ができる

そのために付き合える人の数がグッと上がる。私は外人とたくさん付き合ってきて、日本人と付き合った経験の方が少ない。外人の方がいいとかそういう風には思わないが、海外に行っても絶対に彼氏はできる。だから孤独にならない。日本が嫌になったら、海外でもやっていける。仕事の経験さえあれば、海外でも仕事は見つかるだろうし、なんとかやっていける。海外の方が付き合う上で女性の年収を重視するところがあるから日本の方がいいという見方もあるが、でもそれは海外での方が女性の年収が期待できるということだ。だから結局は海外で就職した方がいいのかもしれない。でもこれは一概には言えない。なぜなら私は白人じゃないし、世界的な有名大学出身じゃないし、海外でのポテンシャルはあまりない。多分ヘッドハントとかされない限り海外にはいかないと思う。だからそのために私は日本にある有名な企業か外資系で働いて、数年キャリアを積んだら海外部署に回してもらうか海外に転職しようと思う。私はその頃には今付き合ってる人とは別れてるかもしれないし、海外にいく自由はあるはずだ。

 

10. うるさく言う人がもういなくなった

肉親が亡くなったと言うことは悲しいが、でももう何をやっても文句は言われない。どんな人間と付き合おうと結婚しようと誰も文句を言える人はいない。妊娠したって中絶したってもう誰も私を批判できない。私を他人と比較して、お前はできない、お前には無理だと言う人間はもういなくなった。留年したって構わない。ニートになったっていい。世界中を巡って覚せい剤とかLSDとかやったって構わない。小さなベンチャーに新卒で入ってもいい。仕事して嫌になって留学したっていい。私はもう何したって構わないんだ。私は自由だ。母親は死んで私に金と自由を残した。あの人間が私に残せる精一杯を残したんだ。それには感謝しなくてはならない。