先週木曜

今日は運が良かったのか、いいことが多かった。

まず、大きなレポートが終わった。

昼休みの前に一緒に授業受けてる奴らと一緒にご飯食べたが、それは前よりも置いてけぼりにされず会話を楽しんだ。

リスニングの授業で、みんなからすごいと言われた。

そして何より大河に質問をしに行って、そいつはお茶を濁して帰って行った。

つまるところ私が勝ったのだ。

これで印象もよくなったことだろう。

今思ったのだが、あいつはもしかしたらキルゴア・トラウトに似てるかもしれない。

汚らしい感じが。

そう思うとあまりムカつかない気がする。

あとは小作文だけだ。

これが済めばケーキが作れる。

小作文も終わった。

でも学歴を考え、沈む。

ここでコンプレックスの対象を考える。

まず、同じクラスのやつと、前同じクラスだったやつが早稲田の政経に行ったことに対してコンプレックスを感じている。

なぜか?

彼らが私と同レベル、もしくは自分より下と考えていたからだ。

でも一人は推薦だ。

私は母親の虐待のせいで自分に自信が持てなかったため、AOや推薦の類は全く受けなかった。

もう一人。そいつは国立を先に目指していたが、私立に絞ったやつだ。

まあ国立に回していた科目数を三科目に絞ったんだろう。

私は私立に絞るということは考えられなかった。

そもそも政経を受けようとすら思わなかった。

社会科学部の問題さえ難しく感じた。

自信の欠如だ。

私は私立も国立も受かったが、結局は国立に進んだ。

後悔しているのか?

早稲田に行っていたら:政経・慶応コンプ、人数の多さ、周りのバカさに幻滅

慶応に行っていたら:周りとの不一致、自分が埋もれてしまう、周りのバカさに幻滅

現在:周りはバカだとは思わない。周りの奴らの頭の良さを誇らしく思うことさえある。自分が相対的に不真面目に見えるぐらい他の奴らは真面目だ。友達は少ないがまあ気があうやつは多いし、体育会系という感じはしない。集団レイプやいじめが許されるような土壌ではない。男子はみんなまだ男子校にいるみたいに地味な奴らがほとんどだし、ホストのようにチャラいというやつは見たことがない。見た目ガリ勉タイプが多いかもしれない。

みんなプレゼンをやるうちに、人前で話すのが上手くなっていたり、プレゼンの方法を工夫していて、見ていて楽しい。

何より、みんな熱心だ。

下手くそな奴も精一杯頑張っている。

逆にこれが無理なやつは生き残れないのだが。

最初は皆きつそうにしていたが、今は多少ボヤくだけで、プレゼン自体に抵抗は持っていないように感じる。

質問やコメントも自主的にする。挑戦してみようという心意気が感じられる。

女子は、一見チャラそうなのでも意外と優しいし、寛大だ。

最初はチャラそうなやつが多いと思ったが、徐々にそんなことはないということがわかって来た。

もちろんなんとなくクールな、インスタとかをバリバリ活用している女子のグループとかはある。

でもそいつらは仕切る奴らじゃない。

仕切る奴らは責任感のある、真面目な奴らだ。

そいつらは決して人気争いをしないし、独りよがりなものではないし、なるべく多くの人を取り組ませようとしている。

そいつらには信頼が置けるし、私はそいつらを誇らしく思う。

考えてみたら、これはものすごく特殊なことなのかもしれない。

高校とは大違いだ。

これが民度の違いか。

この大学がいいとかは別にして、私はたまたまクラスが一緒になった奴らが気に入った。尊敬さえしている。

私は決して褒められた性格じゃないが、この大学に入ってからは人格者に結構出会っている気がする。

最初は怖かったが、徐々にそいつらがわかって来て。

私は最初は授業にはついていけなかったが、今はテストは常に平均以上だし、自信もついて来て自分が埋もれているという感じはしない。自分は特別だという実感が持てている。

知名度とか偏差値とか文系理系とか抜きにして、ここに来ている奴らは、校風に染まって来ているからかは知らんが、ちゃんとしている。