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今日のカロリー
今日は空腹に耐えながら数学の授業を受けた。
やっぱり基礎代謝以下のカロリー摂取だと脳が苦しむ。
疲れやすくなったのかもしれない。現に学校の後遅くまで残ってやるということをあまりしなくなった。
明日は家に帰って体重を測る。先週から体にはあまり変化を感じなくて心配だ。
ちなみに前回で58.5キロになっていて、60キロ代はなんとか抜け出せた。
これで太っていたらどうしよう。
明日はまた朝ごはんが食べられないな。
http://livedoor.4.blogimg.jp/vipsister23/imgs/5/8/589ddace-s.jpg
この画像だが、これは体重をサバ読んでいると思う。
左から一番目と三番目は50キロは超えている。おそらく50キロ前半だろう。
三番目はO脚がひどい。
全体として姿勢と骨格が非常に劣悪だ。
これが彼女らの資本かと思うと悲しくなる。
もちろんセックスしている時はそんなスタイルなんてわからないが。
私は、裸の仲になった男には必ず体が素晴らしいと言われてきた。
そして私もよく自分の肢体に見惚れることがある。
調子のいい時は鏡の前で何十分も裸でポーズをとっていたりする。
私は決して細くはない。
でも腹はちゃんとくびれていて、おっぱいがとても綺麗だ。
やっぱり肩幅が広いからダイナミックでリッチな感じがする。
童貞くんにはわかるんだろうか、これのありがたさが。
私は時々グラビアに出るのもいいなと思うが、実際はそんなことはできない。
カメラマンを雇って、ビデオを作ってもらうぐらいならいいが、売り出すことはできない。
昨日の夜に法学の授業の宿題をなんとか終わらせ、今日提出した。
英語の馬鹿げたエッセイも書き終わった。
あとは作文、短いのが一つと長いのが一つ。
今日は急遽童貞くんとのデートだった。
コロッケとケーキを食べた。
キスを何度も迫られ応じた。
「大好きですよ」と言われた。
照れ隠しに気持ち悪い笑いを浮かべながらキスしてくるので、それはお世辞にも魅惑的ではない。まあ童貞だから仕方がないが。
ずっとキスしていたい、毎日会いたいと言われた。
私は彼の信頼を裏切ることが怖い。
私は彼のことを愛してはいない。
尊敬はしているし、愛してくれるのは嬉しい。
でも愛してはいない。
このことは別に他の関係と変わりないわけだが。
私は今まで付き合った人のどれも本気で愛したことはなかった。
前の彼氏は未だに夢に見るぐらいだが、私は彼を愛してはいなかった。
恐れてさえいた。常に争っているようで気持ちが安らがなかった。
私じゃなくてもいいんじゃないか、
私がいない方がいいんじゃないか、
そんな必要とされない恐怖が私を支配し、結局関係は続かなかった。
それに対し童貞くんは私を必要としてくれている。
私だけを必要としてくれている。
私にとってはそれが何よりも嬉しい。
彼は今までドライで論理的、冷静、そして倹約家であった。
しかし私と会ったことで彼は慣れない笑顔を浮かべるようになり、饒舌に話すようになった。
私と手をつなぎたがるし、キスをなんども求める。
今日は彼の勃起のようなものを感じた。
ベルトだったかもしれないが、何か当たっているのを感じた。
今日は普段のジーンズじゃなかったからか。
随分細く尖っている印象を受けた。
私は彼女にはさすがに勝てない。
彼女は素晴らしい。
全ての人の夢だ。
私は一目で彼女に恋をした。
そういう意味で彼女は綾波レイだ。
いけないものを見ているような、でも魅惑される、
私はこんなAVは初めて見た。
かわいそうな気もするが、私は彼女の姿を目に収めることができただけで幸せだ。
彼女の全てが完璧だ。
彼女の顔になれるなら整形したい、と思ったが、やはり思いとどまった。
なぜなら人の顔は性格と同時進行で形作られるものだからだ。
私の性格は彼女のとは違う。
彼女の魅力は私の魅力ではない。
私はクールで、頭の回転が早く、行動的だ。女子力なんて考えたこともないし、私は可愛い声では喋れない。
私は他人任せで生きることはできない。
私は自分を押し殺すことはできない。
私は自分の声でしか喋ることはできない。
私は色白で、顔のパーツ全てが薄い。
唇は厚いが。
私はそのシニカルそうなところが好きだ。
アジア系ロシア人みたいなところが好きだ。
美しいと同時に醜く、
頭には多くの歪んだ考えやコンプレックス、些細なことで開く絶望への扉を何枚も抱えている。
悲しみと、少しの優しさと、
正しくありたいという見栄、
数多くの心配、
自信と寂しさ、
明日への恐怖と期待を抱き眠る。
私はそんな自分が好きだ。
私は完璧ではないが、自分の意識は他の何にも移れないので、
私は私でいるしかない。